パルプモウルドについて~使用できる紙について~

パルプモウルドは様々な紙を用いて製造することが可能です。今回のコラムでは実際にパルプモウルドで使用されている紙の大まかな種類についてご紹介させていただきます。

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リサイクル紙

雑誌、新聞紙、パルプモウルドなど(市中回収原材料)

一般家庭から排出された紙資源は市中回収原材料という区分をされ、パルプモウルドの大部分を占める原材料として活用されています。また地域によって取り扱いに違いはありますが、使用されたパルプモウルドも紙資源として再びパルプモウルドの原材料としてリサイクルされる場合もあります。(左写真)

段ボール
輸送の際などに幅広く使用される段ボールも原料として使用することが出来ます。新聞紙などと比較して強度があるため、重量が重い家電などの工業品用緩衝材などの原料として使用されています。
白物原料(産業回収原材料)

工場等の生産ラインなどの企業から排出された紙資源は産業回収原材料という区分をされます。その中でもノート裁断された切れ端や金属の間紙生産ラインなどの企業から排出された紙資源は産業回収原材料という区分をされます。その中でもノート裁断された切れ端や金属の間紙(汚れ防止フィルムのような役割の紙)を集めた白色だけの原材料を白物原材料と言います。この原材料は清潔感やブランドイメージで緩衝材を白色にしたい場合に使用されます。(左写真)

白物再生紙

雑誌や新聞紙、牛乳パックなどの印字が行われた紙から、インクを取り除く脱墨工程を行って白色に戻した紙を白物再生紙と呼び、白物原料として活用しています。(右写真)

バージンパルプ

バージンパルプ

木(木材チップ)から初めて紙になった原料をバージンパルプといいます。繰り返しリサイクルされた紙よりも繊維が長いため、丈夫な製品を作りたい場合に活用するほか直接食品に触れるパルプモウルドに使用されます。大まかに脱色の有無(白or茶)や針葉樹か広葉樹由来かによって分類されます。

その他植物体由来繊維

バガス(サトウキビ)、ケナフ、バンブー(竹)などもパルプモウルド原材料として活用されています。(写真はAIで生成したイメージになります)

いかがだったでしょうか。パルプモウルドはこのように幅広い紙資源を原材料にすることが出来る製品です。皆様が普段行っていただいている分別のおかげで紙は何度もリサイクルすることが出来ています。

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